「入れているだけ」になっていませんか?
Google アナリティクス(GA4)を設置しているのに、ほとんど開かない——そういったケースは珍しくありません。
データは宝の山ですが、読み方がわからなければただの数字の羅列です。この記事では「まず何を見るべきか」に絞って、GA4の基本を解説します。
GA4とは何か
GA4(Google Analytics 4)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。2023年7月に旧バージョン(ユニバーサルアナリティクス)が終了し、GA4が唯一の選択肢になりました。
GA4ではイベントベースの計測を採用しており、ページビューだけでなく、スクロール・クリック・動画視聴・フォーム送信などのユーザー行動を詳細に追跡できます。
まず見るべき3つのレポート
1. リアルタイム——「今」サイトに誰かいるか確認する
レポート → リアルタイム
今この瞬間に何人がサイトを見ているか、どのページを見ているかがわかります。
使い方:
- SNSで投稿した直後にアクセスが増えているか確認する
- メルマガやプレスリリースを配信した後の反響を即時に確認する
2. 概要——1ヶ月の全体像をつかむ
レポート → ライフサイクル → 概要
主要な指標を一覧で見られます。
押さえるべき指標:
| 指標 | 意味 | 良い傾向 |
|---|---|---|
| ユーザー数 | サイトを訪問したユニーク人数 | 増加傾向 |
| セッション数 | 訪問の総回数 | 増加傾向 |
| エンゲージメント率 | 積極的に操作したセッションの割合 | 40〜60%以上 |
| 平均エンゲージメント時間 | 1セッションあたりの実際の滞在時間 | コンテンツ次第 |
3. 集客——どこから来ているかを知る
レポート → ライフサイクル → 集客 → ユーザー獲得
訪問者がどこから来ているかを確認できます。
主なチャネル:
- Organic Search:Googleなどの検索からの流入(SEOの成果)
- Direct:URLを直接入力、ブックマーク、メール内リンクなど
- Referral:他のサイトからのリンク
- Organic Social:SNSの投稿からの流入
- Paid Search:Google広告などの有料検索
SEOに力を入れているなら「Organic Search」が増えているかを毎月確認しましょう。
コンバージョンを設定する
GA4で最も重要な設定がコンバージョン(成果)の設定です。
「問い合わせフォームを送信した」「電話番号をクリックした」などのアクションをコンバージョンとして設定することで、「何人がサイトに来て、何人が問い合わせをしたか」というコンバージョン率を計測できます。
コンバージョン率が1%なら、100人来て1人が問い合わせをしているということ。この数値を追うことで、サイト改善の方向性が明確になります。
設定手順の概要:
管理 → イベントから問い合わせ完了ページへの到達をイベントとして設定- 作成したイベントを
コンバージョンとしてマーク
技術的な設定が必要なため、不安な方はエンジニアに依頼することをおすすめします。
月次レポートの見方
毎月確認すべき基本セットを紹介します。
チェックリスト(月次)
- 先月比でユーザー数は増えているか?
- 主な流入チャネルに大きな変化はないか?
- コンバージョン数・率に変化はないか?
- 最もよく見られているページはどれか?
- 離脱率が高いページはどれか?
特に「離脱率が高いページ」は改善の余地があります。そのページのコンテンツやCTAを見直すことで、コンバージョン率が改善する可能性があります。
Google Search Consoleとの組み合わせ
GA4とGoogle Search Consoleを連携させると、より深い分析が可能になります。
Search Consoleで確認できること:
- どんな検索キーワードでサイトが表示されているか
- 表示回数と実際のクリック率(CTR)
- 検索順位の変化
GA4が「サイトに来た後の行動」を分析するのに対し、Search Consoleは「サイトに来る前のGoogle上での状態」を分析するツールです。両方を組み合わせることで全体像が見えてきます。
まとめ:まず「数字を見る習慣」を作る
GA4は機能が多くて複雑に見えますが、最初は以下の3つだけ毎月確認するところから始めれば十分です。
- ユーザー数:増えているか、減っているか
- 主な流入チャネル:SEO・SNS・広告のバランス
- コンバージョン数:問い合わせにつながっているか
データを見ることなく「なんとなく」サイト運用をしていると、改善の機会を見逃し続けます。月に一度、30分でも数字を見る習慣を作ることが、Webサイトを資産として育てる第一歩です。
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